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才能と実力がありながら
大成しなかった柔道家達
(内輪話)2人目

PexelsによるPixabayからの画像
 

( Pexelsによる Pixabayからの画像)

すぎひろです。「ノミの心臓」シリーズ第二弾です(笑)


今回も内輪の人間ですが、自分が練習や試合で対戦した人間の中では圧倒的に才能があると思っているので、紹介します。


実は…自分の実の「弟」になります。

身内びいきかと思われるかもしれませんが、稀有(けう)な才能があったので、あえて書かせていただきます。

余白

 

大人しい性格

?? ?によるPixabayからの画像
 

( ?? ?による Pixabayからの画像)

心底人がいいのか、はにかみ屋で大人しい弟でした。

(まだ生きています!)


僕の様な発達障害の症状は見当たりませんが、ヤル気の『オン-オフ』は激しいです。

・ものすごく汚い自分の部屋を急にきれいにする

・新しい事をやる決断はなかなかできないのに、いざ始めると誰よりもこだわる



正直、柔道も、初のアルバイト(コンビニ。後に経営する事に)も、現在の仕事(害虫駆除などの衛生管理業)も僕の後追いで始めたようなものですが、 実力・収入共に全て抜かれました(泣)


ただもう少し自分で決断して動く積極性があれば、柔道やその他の道でも大成功できたのではと思っています。



僕が高校で柔道部に入ると、無料で指導してくれる町道場の先生がいらっしゃたので、部活終了後週2回そこに通うようになりました。

そこで、当時中学生の弟を誘います。



弟は中学校の柔道部に所属(僕の2年後輩)していましたが、同学年は弟1人しか残っていませんでした。

しかも1つ上の上級生にいじめを受けたのがきっかけで、「幽霊部員」になってしまいました。


ちなみにこいつらは僕の1コ下の不良DQNで、勝気な僕は当時小柄でクソ弱かったくせに、怒りのあまりケンカ寸前までいきました。


ですがそれを察した同じ部活の親友が、冷静沈着に理詰めで話をまとめてくれて、
・DQNは退部してイジメを二度としない

・弟は部活にちゃんと参加させる
という約束を取り付け、示談に持っていってくれました。



その後、当然自動的に主将(キャプテン)になったのですが、1つ下の学年がまた10人と多かったので、 内向的な弟にとってまとめていくのはきつかったのでしょう。

結局あまり部活には顔を出しませんでした。


…なので、

「もう少し頑張って欲しかったな~」


とは思いましたが。


ですが、道場の方はしっかり通っていました。

無料サービスは僕の高校のみだったので、当然月謝は払って!


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天才的センス

Kevin PhillipsによるPixabayからの画像
 

( Kevin Phillipsによる Pixabayからの画像)

高校に上がると部活には入りませんでしたが、引き続き道場には通います。

道場の先生の人柄が良く、特に弟は可愛がられていたので続いたのでしょう。


以下が弟のスペック。

・右組手、体重85~90㎏(当時)

・初段

・腰が異常に重い、受けが強い

・体は柔らかい方

・得意技:大外刈り、左右の一本背負い

・週1~2回の練習量

一本背負い

技のレパートリーは少ないですが、左右難なく使える点はセンスを感じます。


「普通の背負い投げでは手首が痛くなってできない」


という事で、一本背負いのみ練習するようになります。


肩ごと抱え込むタイプだったので、打ち込みで受けるたびに

「肩と脇がもげるんじゃないか」


という位の衝撃がありました。


それだけガッチリ引き寄せて掴んでいたという事です。


同じやり方を柔道技解説「背負い投げ」でも解説しています。

大外刈り

先生に

「天性のもの」


と称されたほど、大外刈りの釣り手の使い方が見事だった。


何せ、釣り手だけで僕の体(当時体重80㎏)が真横を向く程。

      
余白 内股 余白

(写真はイメージです。)

尋常な崩しではなかったです。



柔道技解説「大外刈り」で解説したやり方は、弟の形。



「袖釣り内股」

気分が乗ると、天才的なひらめきを発揮しました。


「なんか決まると思った」


らしいのですが、それをやってしまえるズバ抜けたセンスを感じさせる技がこれです。



①右組手で組む

      
余白 内股 余白



②相手の左足前に右足を踏み込む

      
余白 内股 余白



③体を反転させ、相手の引き手を袖釣り込み腰のように吊り上げる

      
余白 内股 余白



④相手の股に左脚を入れ込んで跳ね上げる

      
余白 内股 余白



⑤投げた後は背筋を伸ばし、相手の衝撃を和らげるために、両手で上に引いてあげる

      
余白 内股 余白



上手く再現できていませんが、こんな感じです。

つまり、右の組み手で左の内股を掛けるという事。


この技を他の選手がやっているのを見た事がありません。

(もしいたら、教えてください!)


ちなみに、これまで弟は1回も内股の練習をしたことも掛けたこともありませんでした。


実践してみると分かりますが、やろうとしてもスムーズにできません。


袖釣り込み腰大腰など、両足が接地した担ぎ技なら左右も出来ますが、 片足で掛ける技で軸足・利き足を切り替えて使うのは感覚が掴みにくく難しいです。


左右の払い腰、大外刈り、大内刈りをやるよりも難しいと思います。

しかもケンケンでなく、ズバッときれいに投げる形で。


「こんなのできない。どうやってやるの?」


「いや、腰をスッと入れ込むだけだから簡単だよ」


といって、すんなりきれいな形で実践してみせます。

一度も練習した事無いのに。


「…こいつ天才だ」


と心底思いました。


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ギャップが凄い

Sasin TipchaiによるPixabayからの画像
 

( Sasin Tipchaiによる Pixabayからの画像)

人により実力が変わる

弟が高校2年の時、僕の高校(公立)に新1年生が入ってくるのですが、その中にとんでもなく強い奴がいました。

・試合では県下の強豪私立のエースに一本勝ち
(このエース、後に全日本柔道選手権にも出場)

・高校生なのに3段審査を受験

・身長180㎝、体重70㎏超

・左組手、パワーが凄い

・後に柔道推薦で大学進学

・警察の特錬(柔道に特化した部署。ほぼプロスポーツプレイヤー)に入る

という公立高校にあるまじき漫画スペックな「漢(おとこ)」でした。


僕も初めて乱取りをした時、内股で思い切り叩きつけられ、脳震盪を起こした黒歴史があります(恥)


そんな漫画スペックな奴と、練習量が圧倒的に少ない弟はまともに渡り合っていました。

とはいっても、結局負けていましたけど。


ちなみに僕も必死で対抗して互角には持っていけていました(自慢?)

そのおかげで実力が急上昇し、3段を取れたと思っています。



でもそれだけでは、才能があるというには説得力が欠けますよね?


最初にも言った通り、実は弟の「人のいい性格」が災いしています。

気を遣ってしまうのか、自分が投げられない代わりに相手も投げられないのです。

どんなレベルの相手にも同じでした。


ただ、僕と道場の先生とやる時はそのタガが外れます。

先生とは凄まじい技の攻防を繰り広げます。


普段は足払いと中途半端な一本背負いしかできないのに。


ちなみに僕は、弟にメチャクチャ投げられていました。


僕が弟に甘いとか、そういう事ではありません。

クソ強い人とやった事のある人なら分かると思いますが、組んだ瞬間の圧力というか、 腕力だけじゃない強烈なパワーを感じますよね?

しかもこちらの下半身の力が抜けて及び腰になる感じ。


組み手で完全に制されているので、正直「投げられ待ち」状態です。


絶好の組み手になったと思い渾身の大内刈りを掛けたのに、完全に読まれて躱され、 即一本背負いでぶん投げられるなど、もう手の施しようがなかったです。


それほど実力差を感じました。


僕の目測ですが、弟は18歳当時4段クラスの実力は充分ありました。

ちなみに当時の僕は、3段取る直前です。にもかかわらず!



それを見た「漫画スペック漢」が興奮して、同じ様にバシバシ相手を投げているし(笑)


お互いにいい刺激になっていました。

タガが外れると本来の強さが出る

そんなムラのある弟でしたが、たまに気弱のタガが外れる時がありました。


普段は互角か押され気味だった相手を、いきなりボコるのです。

一旦スイッチが入ると止まりません。


一回の乱取りで左右の一本背負いをそれぞれ2回ずつ決めた時は、

「面白いように決まる。 試しに相手の右腕をフェイントでポンと叩いてから左の一本背負いに入ったら簡単に決まった」

とか話していました。


「じゃあ、なぜ今までやらん!」


と言いたい(怒)



大柄な先輩(175㎝超、体重120㎏)にも、普段は奥襟を持たれて腰を引きまくりだったくせに、 いきなり左右の一本背負いで1回ずつ投げ飛ばし、最終的には前述の「袖釣り内股」でとどめを刺していました。


先輩からは

「もうお前とはやらねー」

と言われていました。(本当にやらなくなった(笑))


また弟が数ヶ月ぶりに練習に来た時など、気を遣う事を忘れているので、かえって強くなっていた事も多かったです。

先生から

「久々の方が強いなあ」

と言われていました。

いきなり素人レベル

「小内刈り」のやり方を知らない

乱取り中、何故か相手の内側のくるぶしばかり、猫がチョイチョイ手を出すかの如く足を当てる動作をしていたので、

「そんな技やっても効かないだろ!それ何なの?」


と聞いてみたら、


「小内刈り。…あれ?小内刈りって、土踏まずで刈っていくんじゃないの?」


「チガ~う!!自分の足首あたりで叩く様に刈るの!
そんな掛け方で決まるわけないじゃん」


「…知らなかった」



いや、これできないと崩したり連絡変化できないでしょ!

技をかける概念がおかしい

「漫画スペック漢」一本背負いをかけ、相手が完全に浮いていたのにもかかわらず、 自ら中断してしまったことがありました。


先生にも

「なんで止めるんだ!もったいない」

と言われていました。


誰がどう見ても「一本」取れる状況だったと思います。


聞いてみると、

「自分のイメージした形じゃなかったからやめた」

そうです。

「入った時に打ち込みと同じきれいな形で一本取れる入り方じゃないと」

というので、

「普通技は連続で掛けて相手を崩して投げていくもの。
多少強引だったり形が崩れるのは当たり前。
だから有効、技有り判定がある。
強い選手もケンケンで掛けたりするだろ?」

と返す。


「そういえばそうだね。完璧に入らないといけないと思っていた」

とか言い出す。


「…こいつ、基本中の基本も知らないで柔道やっていたのか!」



ここで圧倒的に足りない練習量、試合経験の少なさが露呈。


本当に、才能だけで柔道やっている感じ。

やはり本番に弱い

ここまで語れば想像できると思いますが、やはり試合では弱かったです。


「足がフワフワして力が入らなくなる」


と、安定の「ノミの心臓」発言をしていました(泣)


技を掛けないどころか、持ち前の受けの強さも失われ、あっけなく負けてしまうのです。





以上です。
「必ずしも才能がある人が成功するわけではない」
という事が分かると思います。


そりゃそうですよね!


ある特定の分野に対してどんなに才能があっても、出会うきっかけも興味も無ければ、 そもそもやりませんからね!

そういう意味では、成功に「運」の要素があるというのもうなずけます。


結局は諦めず試行錯誤してやり続けた人が、最後に勝つという事ですかね?



…うまくまとまりました?(笑)


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PS.
本シリーズの別記事です。

柔道する人って、意外とこういうタイプの人が多かったりします。

…あなたは大丈夫ですか(笑)


内股

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【もういっぽん!】

漫画家村上ユウ(男性)の著作。週刊少年チャンピョン連載中。

スバ抜けた天才キャラが登場しない、高校女子柔道部の群像劇。


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