今回は柔道の約束事、つまりルールの説明をします。
・自然体や自護体などの「構え」
・引き手と釣り手を掴む「組み手」
・投げ技、寝技などの「技の種類」
・「禁止事項」
をザッと紹介します。・引き手と釣り手を掴む「組み手」
・投げ技、寝技などの「技の種類」
・「禁止事項」
やっていい事と悪い事があるので、覚えましょう!
「とっとと本題入れ!投げとか締めとか関節技教えろ!」
と言わず、もうちょいお付き合いください!
(更新遅いのは…すんません、頑張ります(汗))
細かい解説やルールは講道館のサイトや柔道の解説本に任せて、本サイトでは現場で教わるレベルの内容を解説します。
いきなり能書き言われても訳分からなくなるので!
構え
空手みたいにかっこいい訳じゃあないけど、一応柔道にもあります。
自然体
肩幅くらいに足を開いた状態と、片方の足を前に出した状態。左右のパターンがある。3種類。
自護体
自然体の膝曲げバージョン。これも3種類。腕は相手の道着を掴む形で構える。寝技
練習時は、片膝をついた状態で移動する。いきなり立ち上がって相手にのしかかっては駄目。
試合の時は立ち上がっても問題なし。これだけです。
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組み手
釣り手
基本は襟。奥襟、背中、脇など、帯から下以外ならどこでもいい。掴み方
小指から、襟を巻き込みながら握っていき、親指で蓋をするように抑える。親指を人差し指側に置くと釣り手を切られやすいので、やらない方がいい。
引き手
袖。基本は肘の下あたりを持つ。わりと袖ならどの部分でも良かったりする。掴み方
釣り手と同じ。布地をキッチリ絞って、相手の肘を絞めつけて曲げにくくする位までにぎってやると、相手が嫌がる。掴んでいい体の部分
○首に腕を回すのは、技を掛ける瞬間ならOK。「腰車」という技がある。
相撲でいう「首投げ」的なもの。
ヘッドロックするのはアウト。
プロレスじゃないので!
寝技なら、全然OK!抑えてナンボなので!!
○組み手の攻防で一瞬手を掴んじゃうのは、ある程度なら黙認される。
○片襟は6秒以下ならOK。
「山嵐」掛けるなら、なるべく早めに(笑)
○帯。ずっと掴むのはアウト。
技を掛けるために数秒掴むのはOK。
腰部分を掴む「大腰」や、
臍の部分・帯の結び目を掴む変則的な「小内刈り」
を使う選手もいる。
○寝技の時はズボンを掴んでOK。
脚を腕で抱えたり、自分の脚で絡めてロックする(固める)のはOK。
ていうか、それが寝技なので。
掴んじゃダメな部分
○両手とも襟を持つ、ケンカの時みたいなやつは駄目。両脇ならOK。
○上着とズボンの裾に指を入れて掴む。
突き指、脱臼、骨折するので危ない!
○お互い力比べみたいに手指を組み合うのはアウト。
やはりプロレスじゃないので!
○立ち技でいきなりズボンを掴んだり、脚を取ったり抱えにいったりする。
○直で手首足首や指を掴むのはアウト。
あくまで柔道着のみを掴んで技を掛けるのが柔道のルール。
○髪の毛。当たり前だけど、やったらただのケンカ!
相手がハゲだったら掴みようがないけど(笑)
鼻とか耳なんてもっての外!!
よく分からない部分
帯の両端。まあ、掴んでもあんまり効果ないけど。寝技の時は、相手の手首に絡めてロックするのはあり。
帯外して首絞めるのは殺人未遂になるので、当然駄目!
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技の種類
立ち技
足技
腰技
手技
真捨て身技・横捨て身技
「巴投げ」
「浮き技」
「谷落とし」など。
「浮き技」
「谷落とし」など。
寝技
固め技
絞め技
「十字締め」
「裸締め」
「送り襟締め」
「片羽締め」
「腰締め」など。
中学生から使用可能。
「裸締め」
「送り襟締め」
「片羽締め」
「腰締め」など。
関節技
「腕ひしぎ十字固め」
「腕ひしぎ腕固め」
「腕がらみ」など。
高校生から使用可能。「腕ひしぎ腕固め」
「腕がらみ」など。
中学生で昇段審査に行くと、高校生以上の相手から知らない関節技を喰らって負ける事も。
(僕もやられました!)
できるのは、腕や柔道着を使って首を絞める技。
相手の肩から首を両足でロックした状態で、相手の上腕を首に当てがわせて脚で押し付けて締めるのはあり。
ちなみに、超高等テクニック。
腕や胴体を柔道着と脚でロックしてから、固め技に移行する時にも使える。
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禁止事項
○上記で書いた、「掴んじゃいけない部分」もそうです。
反則を取られると、相手にポイントがいくので注意。
最悪、一発退場・レッドカード扱いの「反則負け」になります。
○小さい、またはブカブカの柔道着を着ない。試合前にチェックされます。
○袖がピッチピチで掴めない、「前ならえ」の状態で袖の長さが短い。
手首から拳1つ分袖から出る位ならOK。
○ズボンの裾が長すぎて、踵で踏んづけたり、足のつま先が引っ掛かってしまう。
足首が見える位が丁度いい。
○某選手のように、体にローションを塗らない!
柔道着に石鹸しみ込ませてツルツルにしない!
普通やらないし、審判には判りにくくて見逃されるかもしれないが、卑怯なので絶対やらない事!!
○ずっと洗っていない、カビが生えて、アンモニア臭のする柔道着を着ない。
相手にとっていい迷惑です!
試合で着たら、
「別の柔道着に着替えなさい!」
と怒られるでしょう。
○破れている柔道着。
穴空いた所に指が引っ掛かり、ケガする可能性あるので!
○頭突き、パンチ、キックなどの打撃技。
武器も当然駄目!
○目つぶし、鼓膜破りは逮捕されます!
○金的。故意じゃなければ、問題なし。
男子は痛いだけ損!
以下の写真だと、明らかに故意なので即反則負けです(笑)
「内股」と「巴投げ」でよくやっちゃいます。
○合気道みたいに、相手の手首や指を掴んで投げる技。
○寝技で、脚だけで相手の首や胴体を締め付ける。
○立ち技からの関節技。衝撃が強いので、大ケガする可能性あるので!
「”飛び関節”が格好いいからやりたい!」
という人は、総合格闘技をやってください。
○立ち技でいきなりズボンを掴んだり、脚を取ったり抱えにいったりする。
もともと柔道技として存在するのだが、2020年現在禁止とされ、反則になる。
…まあ、上で既に紹介してますが。
「朽ち木倒し」
「足取り大内刈り」
「掬い投げ」
などの、手で足を取って倒す技が使えない。「足取り大内刈り」
「掬い投げ」
「肩車」や「捨て身小内」は、技の攻防の流れの中で使う分にはOKらしいが、反則かの見極めは審判次第といった感じ。
○「河津掛け」のような、後ろから相手の足の前部分(すねなど)を刈ったり、自分の脚を絡める行為。
当然、危険なため。
○「蟹挟(かにばさみ)」(参考:YouTube)。
釣り手または引き手を掴んだ状態で飛び上がり、相手の胴体又は脚を自分の両脚で挟み込み、相手を後ろに転がす技。
山下泰裕選手(参考:ウィキペディア)が1980年全日本選手権でこの技を喰らって骨折した事や、1990年全日本選手権に76㎏と全選手中最軽量で出た古賀稔彦選手(参考:ウィキペディア)が、 150㎏もある選手にかけられた事が有名。
ケガのリスクが高いので禁止技に。
○サポーターやテーピング、包帯やさらしを巻くのはいいが、オープンフィンガーグローブやプロテクター、ヘッドギヤや靴なんかは当然駄目!
靴下や靴もダメ!
畳の上なので、裸足です!!
これだけ覚えておけば、練習と試合やるのに特に困りません。
審判やる場合は、もっとルール知った方がいいかも。
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引き続き、次の記事に進んでみてください!
【柔道実践マスターシリーズ=ド素人編7=】
技の解説の前にもう一つ語らせてください! 「体捌(たいさば)き」「八方崩し」「足払い」を解説します。ここら辺の動作をしながら、普通技を掛けていきます。 … 【柔道実践マスターシリーズ=ド素人編7=】
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PS.
柔道着、サポーターなどのグッズを紹介した記事も書いていますので、ぜひ一読を!
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【柔道部物語】
アラフォー以上の柔道経験者のバイブル漫画。
すぎひろが中高生の時に連載。
かの五輪3連覇の 野村忠宏七段(参考:ウィキペディア)も、影響を強く受けたのは有名な話。
主人公の三五十五が高校から柔道を始め、僅か2年ちょいで日本一になるというチートストーリー。
作者の小林まことさんが柔道経験者という事もあり、柔道の描写が他の柔道漫画の追随を許さない。
『YAWARA!』の浦沢直樹さんも『帯をギュッとね!』の河井克敏さんも経験者らしいですが、柔道シーンの迫力は敵わない。
一流柔道家が読んでも熱中するレベル。
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