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WEB漫画『三勇士』
シナリオ公開
その2

 

煙草の吸殻

analogicusによるPixabayからの画像
 

(analogicusによる Pixabayからの画像)


〇数日後、この三方からの調査で1つの線が繋がる。

フレッド(新兵)「例の洞穴近くの林の中で、煙草の吸殻を見つけました。」

トフィ「!?見せてくれ。…これ、見覚えないか?」

ガトー「昨日行った就業斡旋所のテーブルの端に放ってあった焦げカス?」

フィレンツェ「これ、煙草だったのか!確かに、同じ香りがする…」

トフィ「チャッキ(新兵)、村の人達はどんな煙草を吸っていたんだ?」

チャッキ「みんなパイプ型でした。…僕も、紙で包むタイプの煙草は初めて見ました。」

ガトー「これはつまり…」

フィレンツェ「村に外部の人間が来ているということだな!」

トフィ「しかもこんな紙巻のものは見た事が無い!きっと産業の進んだ地域の物に違いない!」

フレッド「だと思います。自分の出身地ではここ数年急に工業が盛んになり、 お金を持った労働者達が同じ様な煙草をよく吸っていました。」

トフィ「こんな辺境の古い村に似つかわしくないな。貴族でさえパイプが主流なのに…」

ガトー「昨日今日で同じ物証が出てきたわけか…」

チャッキ「あっ!!」

トフィ「どうした?」

チャッキ「そういえば、今夜また例の儀式が行われると聞きましたが…」

フィレンツェ・ガトー・トフィ「んっ?」

チャッキ「なぜか無期限延期になったそうです」

フィレンツェ・ガトー・トフィ「!!」

フィレンツェ「…明らかに俺達巡検隊の活動に警戒を示しているな!」

ガトー「では敢えて調査をしない方がいいのか?俺らがいる間は何も起こらないかもしれない」

トフィ「確かに。ここは一旦活動を自粛しよう。ただ、やり方を変えて調査は続ける」

 

上官への接待

Siggy NowakによるPixabayからの画像
 

(Siggy Nowakによる Pixabayからの画像)


〇次の日以降、急にトフィは上官に活動の休止を報告し、接待などのおべっか遣いに興じ始める。

上官貴族はトフィが思う様な結果が得られなかったので保身のためにこびをうってきたなと思い込む。

当然優越感を得て、周りに調査の中断を吹きまくる。

これこそ実はトフィの思惑で、村の関係者に調査は中断したと思わせ、しかもその調査隊は無能だと油断させるためだった。

トフィ「隊長殿、私の部下の故郷では紙巻き煙草というのが出回り始めているという事を聞きました。
今度ぜひ仕入れましょう」

上官「ほう?それはめずらしそうだな!しかし紙とは、品が無いな」

トフィ「みなさんも知っていますか?」村役人達に尋ねるトフィ。

「手軽そうで結構ですな」
「燃えカスしか残らないのでしたら、そこらじゅうにすぐ捨ててしまいそうですな」

などと勝手に盛り上がる。

その中の一人の表情が大変まずいという風に曇っていたのをトフィは見逃さなかった。


〇暗い岩場にある小屋の裏側で男達が話している。

?「まだ再開しないのか?納期が迫っている。早くしないと困るんだがな」

紙巻煙草をふかしながら、男が先程表情を曇らせていた役人に語り掛ける。

役人「もう少し待ってくれ!例の巡検隊が引き上げるまでは…」

?「何を言う!もう前金は払ってあるんだ。
第一歴史ある村の儀式になぜ国が干渉する謂れがある?
逆に今中断している方が怪しまれるだろう」

役人「しかし…」

?「例の一般市民兵共はもう村の中をうろついていないのだろう?
第一調査というより身の上話に花を咲かせていたそうじゃないか!
所詮学のない連中のやることだ。…今夜、決行しろ!」

役人「わ、分かった…!す、吸い殻はそこに捨てるな!」

男は何を言っているんだという表情で、かまわず吸い殻の日を地面で踏み消した。

 

もう1つの洞穴

Free-PhotosによるPixabayからの画像
 

(Free-Photosによる Pixabayからの画像)


〇村の出入り口、洞穴の近くの木陰、役場の外、就業斡旋所に3人ずつ村人姿の新兵達が見張っている。

トフィの回想シーン。

トフィ「何か異常があったら、真っ先に1人が知らせに来てくれ!残る2人は必ず共に行動する事!
万が一の事があるかもしれないからな!俺は道化を演じつつ役人の動向を探る。
例の事件は役人と外部の人間が絡んでいるに違いない」


〇フィレンツェ、ガトーその他の新兵は宿舎でスタンバっている。

ガトー「トフィの読みは当たるだろか」

フィレンツェ「待つだけというのも、じれったいな」

ガトー「仕方ないさ。トフィが戻ってこれなかった時の判断は俺らに任されているのだから」

フィレンツェ「後はフレッドとチャッキ頼みか…」


〇ガタン!と勢いよくドアが開き息を切らせたチャッキが走り込んできた。

チャッキ「フィレンツェ、君の読み通り別の洞穴を見つけたよ!」

フィレンツェ「本当か?で、どこだ?」

チャッキ「洞穴と村の出入り口のちょうど中間位に、扉の付いた岩場のくぼみがあると言ったろ?
今日そこを念のため張りに行ったら扉が開いていてさ!
人が居ないのを確認してから1人外で待ってもらって中を探ってみたんだ!すると…
なんと最近掘られたような新しい穴が例の洞穴方面に続いていたんだよ!
もっと奥に進んでみたかったけど、松明を持っていなかったから…
しかも細かい砂岩が積んであったり、つるはしやシャベルもあったんだ」

ガトー「抜け穴か!生贄はそこから脱出していたのか」

フィレンツェ「やはり神隠しではなかったという事だな!じゃあそれなら…消えた人は一体どこに…?」




今回はここまで。

「その3」に続きます。



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