『柔道実践マスターシリーズ=寝技』中年ニート在宅ワーク希望ブログ
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寝技


袈裟(けさ)固め
 


お待たせしました!

ようやく寝技の解説を行います。

今回は個々の技解説というより、寝技というカテゴリ全体について語ります。

すぎひろは寝技が超超超苦手なので、正直説明できる自信はないのですが…。

でも、初段レベルまでなら何とか…。

1つ1つの技の詳しい解説は、また別記事でやりますので。

余白

 

寝技の種類

 

一応基本技は以下の通りです。


寝技解説記事が出来次第、順次リンク張っていきますので、本記事を「まとめ記事」代わりに利用してください。

固め技

袈裟(けさ)固め


相手が仰向けで、しかも

「足を自分の胴体や足に絡められていない状態」

で相手の動きを封じると、「抑え込み」と判定されます。



現行の国際ルールでは、
10秒「技有り」
20秒「一本」
講道館(国内)ルールでは、
25秒「技有り」
30秒「一本」
となります。


相手がタップをして降参した場合、即座に「一本」となります。

外国人選手が諦めてよく降参したりします。


ガッチリ決められてしまうとどうやっても動けないので、頑張るだけ無駄だと分かっちゃうんですよね!


・袈裟(けさ)固め
(+後ろ袈裟固め・崩れ袈裟固め・枕袈裟固め)
・肩固め
・上四方固め(+崩れ上四方固め)
・横四方固め(+崩れ横四方固め)
・縦四方固め
など


同じカテゴリーの技でも、色々な応用型あり。


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絞め技

片羽絞め


原則中学生以上から使用可能に。

・相手が苦しくて降参(床や対戦相手を2回以上タップ)する

“落ちた”(気を失った)と審判が判断した
場合、「一本」となります。


全然効いていないのに審判判定で負けにされてしまう理不尽な展開もあります。

すぎひろも相手でなく“審判”にやられました。思わず抗議してしまいました(泣)

(立ち上がったのに~っ!)


(という事で)決められていても、手が床から離れた状態で立ち上がれば、技が「解けた」と判断されて「待て」が掛かります。

一定時間耐え抜けば、「効いてない」と判定されて「待て」が掛かる事もあります。


・腰締め
・片羽締め
・送り襟締め
・裸締め
・三角締め
など



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関節技

腕ひしぎ十字固め


原則高校生以上から使用可能に。

・相手が痛くて降参(床や対戦相手を2回以上タップ)する

「これ以上は折れる・負傷する」と審判が判断した
場合、「一本」となります。


全然効いていないのに審判判定で負けにされてしまう理不尽な展開もあります。


決められていても、手が床から離れた状態で立ち上がれば、技が「解けた」と判断されて「待て」が掛かります。


一定時間耐え抜けば、「効いてない」と判定されて「待て」が掛かる事もあります。



ちなみに、すぎひろは中学生時代の1級昇級審査で、高校生に関節技を掛けられて負けた事があります。


正直、

「卑怯(ひきょう)だ!」


と思いました(泣)


・腕がらみ
・腕ひしぎ膝固め
・腕ひしぎ十字固め
・腕ひしぎ腕固め
・腕ひしぎ脇固め
・腕ひしぎ腹固め
など



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寝技の乱取り

 

始め方は主に以下の3通りになります。

最初から抑え込んで返したり、しのいだりする練習方法もあります。

練習時は、必ず両膝あるいは片膝を着いた状態で行ないます。

立ち姿勢から飛び掛かったりとかは、やってはいけません。

(試合の時は構いません。)

座礼から始める

座礼


お互いに1畳分離れて礼をし、膝歩きで寄って行き、組んで崩し合う流れ。

寝技の乱取り


「背中合わせ」で始める

背中合わせ


○お互い背中を密着し、足を伸ばしてベッタリ座り込む姿勢を取る。

「始め!」の号令、または互いに手を「パチッ」と叩き合い、即向き合い、攻め合う。

寝技の乱取り


○どうしても先手必勝的な展開になる。

いきなり相手の首に腕を巻いて袈裟固めにいくなど。

寝技の攻め

「攻め」と「受け」で始める

寝技の乱取り


実力差がある場合、または攻めと受けの練習を交代で行なう時のやり方。


「受け」が仰向けになり、「攻め」が相手の股ぐらに向かっていく形。

「攻め」はいかに相手(受け)の足を攻略して抑え込みに行くかが、勝負ポイント。

「受け」は攻めを足で押したり絡めたりして攻撃をしのぎ、逆転を伺う。



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攻め方

 

固め技

仰向けの相手を攻める

こちらが仰向けの相手を攻める時、引き手で相手の同じ側のズボン膝部分を掴んで床に押し付け、更に自分の膝を乗っけてロックしてから引き手を放し、攻める。

寝技の攻め


足を躱(かわ)して馬乗り(マウントポジション)になるか、相手の横に逸(そ)れて固め技・関節技にいくなどの展開になります。

マウントポジション

寝技の攻め

四つん這い・腹這いの相手を攻める

四つん這いになった相手の脇から向こうの肘まで手を突っ込んで両手で抱え、手前に引き込んで相手をひっくり返す。
タックルの様に圧力を掛けていくと良いです。

寝技の攻め


腹這いになった相手の襟首を掴み、手前の足のズボンを掴み上げ、お腹でローラーの様に押していき相手をひっくり返す。

寝技の攻め


四つん這いになった相手の襟首を釣り手で、肩辺りを引き手で掴み、背中に膝を当てて床に一緒に倒れ込む。

仰向けになりかけた相手をひっくり返し、すかさず抑え込む。

寝技の攻め

抑え込んでからの注意点

抑え込んだら、相手に返されない様に股を広げて踏ん張れる姿勢を取る。

横四方固め


抑え込んだら、相手に足を絡ませない位置に足を置く(袈裟固めなど)。

○足を立てない(袈裟固めなど)

寝技の防御

袈裟固め


○相手の足横に自分の膝から太腿を寄せてつける。
膝は曲げる。これも、足の引掛け防止。
(横四方固めなど)

横四方固め

寝技の防御

「三角締め」からの抑え込み

四つん這いの相手の頭を自分の股ぐらで、相手の両手を自分の足と相手の道着の裾や帯を巻きつけてロックする。

そして相手をメンコの様にひっくり返し、覆いかぶさって抑え込む。

「三角締め」からの抑え込み

絞め技

締めていい部位は首になります。

ヘッドロックや、胴体を足で挟みつけたり、足で首を絞めるのは禁止です。

詳しくは、別記事「寝技解説=絞め技=」で後々解説します。

関節技

相手の肘関節のみ有効です。

体のどの部位を使って決めても問題ないです。

肩、膝、指など他の関節を決めることは禁止です。

どうしてもやりたければ、ルールなしの裏格闘技ででもやってください!

詳しくは、別記事「寝技解説=関節技=」で後々解説します。


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守り方・返し方

 

固め技

仰向けの姿勢で受ける

「受け」の場合、絶えず相手に股を開いた状態で向き合う。

寝技の乱取り


横につかれると抑え込まれてしまうため。

寝技の攻め


相手が股ぐらに入り込んできたら、

①釣り手と引き手を持って引き付け、

②片方の足の裏を相手の腰にあてがい、

③もう片足の裏で相手の床に付いている膝を蹴って崩し、

寝技の逆襲


④そのまま蹴った膝側から相手をひっくり返して抑え込む。

寝技の逆襲



相手が股ぐらに入り込んできたら、相手の胴体に足を絡めて両足首でロックする。

寝技の防御


ただこうしてしまうと、防ぐことしかできない。

一見夜の秘め事のヒートアップ状態でしかない。

(又もすみません!“股”だけに!)


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巻き込んでひっくり返す

脇に手を入れられた時、その手を脇で挟んでロック、そのまま相手の体をひっくり返し、抑え込む

      
余白 寝技の逆襲 余白


タックル

低い姿勢で相手の足や股ぐらを掴み、タックルしてひっくり返し、抑え込む。

両脚を抱えても、寝技の場合反則にならない。

立ち姿勢から掛けると「もろ手刈り」という禁止技になってしまう。

タックル

四つん這いで「完全防御」

四つん這いになって、両襟首元を手で守る。

脇から手を突っ込まれない様に両脇を締め、肘を膝で隠すように股に入れ込む。

      
余白 四つん這い 余白


腹這いで踏ん張る

襟や腕、脚を取られてひっくり返されそうになったら、腹這いで足を伸ばしたり股を広げて踏ん張る。

      
余白 腹ばいで踏ん張る 余白





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ブリッジ

ブリッジをしまくって返す。

      
余白 ブリッジ 余白



ただし「縦四方固め」をされている時にやると、かえって技が決まってしまい、逆効果になることも。

ブリッジ

勢いをつけて左右に振って返す

相手の胴体に自分の腕を巻いて組み、反動を使って抱えてひっくり返す。

袈裟固めの返し方

足を掛ける、絡ませる

相手の足や胴体に足を絡め、すぐに外されなければ抑え込みが無効、つまり「解けた」判定になる。

体が柔らかい、足が細くて長い人は必然的に優位になる。


…うらやましい!

      
余白 足を絡ませる 余白


絞め技

肩と首の間、脇の下から相手の腕を差し込まれない様にして防ぐ。

主な防御法は、四つん這いで肩をすくめて脇を閉める。


詳しくは別記事「寝技解説=絞め技=」で後々解説します。

関節技

肘関節を伸ばされると極まってしまうので、手首・前腕や肘部分を相手に掴まれないようにする。


詳しくは別記事「寝技解説=関節技=」で後々解説します。


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とりあえずこんな感じです。


寝技は立ち技よりも利き腕が影響しにくい所があります。

立ち技は利き腕側片方向しか使えなくても、寝技では左右側から掛けても案外違和感が少なかったりします。

寝技に移行する時の体勢が、必ずしも自分の得意な恰好にはならないので、左右両方できるようにするといいです。


寝技の練習は(相手がデカいと)正直きついですが、練習すればするほど上達するといわれているので、得意にしておいた方が絶対いいです。


何度も相手に実験台になってもらい、
・確実に「効く」正確性

・速攻で「極められる」スピード
を何度も打ち込みの様に繰り返して身につけられれば、かなりいやらしいテクニシャンになれます!



「立ち技で敵わなくても、寝技に引き込んで逆転勝ち!」


といったケースは、よくありますので!



ちなみに今回の記事のために調べたり思い出したりして、僕自身かなり勉強になりました。


ちなみに女子は体が柔らかい人が多く、寝技を得意とする選手も多いです。


男子の場合、女子との練習だと、色々気を遣ってしまって本気で出来ないのが困りものですが。



「触れちゃったらどうしよう」


「○っちゃったら、しかも気付かれたらどうしよう」


など。



まあ、思春期あるあるです!



PS.
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